東京 | 学校法人 国立学園 国立学園小学校 | 2 | 絵画 | 上原 開翔 |
愛知 | 名古屋市立 鳴海中学校 | 中2 | 被爆者命の声 | 太田 舞 |
戦争を起こさないために私ができること
私は、「夾竹桃物語」を読んで、心に残ったことが三つあります。
一つ目は、人間だけでなく、動植物も原子爆弾で死んでしまったのに、人間は気づかなかったことです。動植物は、何も悪いことをしていないのに、ぎせいになりました。それなのにいれいひもたててもらえないなんて、とてもかわいそうだと思いました。
二つ目は、やけどをしたキョウチクトウに犬たちが水を一生けんめいかけたことです。犬たちは、自分の命を落としてまでキョウチクトウを救おうとしていて、とてもやさしいなと思いました。もし私が、キョウチクトウが苦しんでいるのを見たら、助けてあげたくても、自分の命をぎせいにしたくないので、そのまま通りすぎてしまうと思います。犬たちが自分の命をかえりみず。動けない植物を助けているすがたに感動しました。
三つ目は、戦争を起こさないためにできることについてです。今、原子爆弾のひがいを後世に伝える人が少なくなっています。だから私は、戦争のことをもっと勉強したり、戦争の本をたくさん読んだりして、戦争のこわさを知らない人に教えてあげたいです。また、ぼきん活動等の自分にもできることに参加して、戦争でこまっている世界の人々を救ってあげたいです。さらに、大人になったら、動物たちのいれいひをつくって、その仲間たちをよろこばせてあげたいです。
一九四五年八月六日、原子爆弾が広島に落ち、いっしゅんにしてたくさんの人や動植物の命がうばわれたことを、とても悲しく思います。戦争は動植物には何の関係もなく、人間が起こしたことだから、人間のいれいひだけでなく、動物たちのいれいひもたてなければいけないと思いました。
私は、キョウチクトウや犬等、動植物の悲しみを後世に語りつぎ、戦争が起きないようにしたいです。