三重 | 社会福法人 あおい会 サラナ保育園 | 年長 | 絵画 | 白石 海翔 |
三重 | 桑名市立 成徳中学校 | 中1 | 被爆者命の声 | 菊田 悠斗 |
夾竹桃物語を読んで
私は、広島に住んでいるので、自分の中では原爆の事は知っていると思っていました。
しかし、この本を読んで一つ大事な事を忘れている事に気が付きました。それは、動物や魚、植物、虫たちの命の事です。私は、人間以外の命を忘れてしまっていたのです。本の中に、「また今年も忘れられたね。」と言った場面がありました。それを聞いたとき、どきっとしてごめんなさいという気持ちでいっぱいになりました。
自分がもし原爆で死んでいった動物や植物だったらどんな気持ちなんだろうと考えました。いつものようにごはんを食べて、いつものようにおふろに入って、いつものように学校に行き、寝たり、笑ったり、怒ったり、そういういつもの事ができなくなる。そう思うと、怒りや憎しみ、戦争なんてもう止めてと思ったり、なんで何もしていない私が死なないといけないのと強く思うと思います。みんな同じ地球に生きている仲間です。その事すら忘れている人間は、とても自分かってだと思いました。私もその中の一人でした。ですが、この本を読んで、小さな生き物にも命があったことだけは、忘れたくないと思いました。
今もどこかの国では、争いが起きているのを、テレビで見たりします。
最後に、今、私に出来る事は、何だろうと考えました。それは、相手のことを思いやったり、助け合って、けんかや争いを無くしていくことです。「ちりも積もれば山となる。」ということわざがあるように、今は、小さなことしかできないけど、いつか、色々な国のことを知って、色々な国の人と仲良くなって、もう二度と戦争という、みんなを泣かせたり悲しませるようなことを起こさないようにしたいです。