愛知学校法人福寿学園 七宝幼稚園5歳絵画渡邊 結

三重四日市市立 羽津小学校4いのちの水森本 冴

わたしもわすれないよ

 せんせいがほんをよんでくれたとき、わたしは、なきそうだったよ。せんせいも、なきそうなこえだったよ。ともだちもないていたよ。きっと、げんばくでやけたいぬや、かわにながされたいぬも、ないていただろうね。

きょうちくとうやおはなやからすも、

「あつい、あつい。たすけて。」

といっていたとおもうよ。

 わたしが一ばんかなしかったのは、いぬがじぶんもはんぶんもえているのに、きょうちくとうに、みずをかけてあげたところだよ。

 いぬがぶるぶるっとからだをふってみずをかけたとき、わたしのこころもぶるぶるっとなったよ。「じぶんはしんでもいいから、きょうちくとうをたすけたかったんだね。でもいぬもしんじゃだめだよ。ちえが、たすけにいってあげる。」とおもったら、わたしのめがぶるぶるっとなって、なみだがぽろっとでたよ。

 わたしは、みんなみんなたすけてあげたかったよ。たすけてあげられなかったから、しんでしまったいぬやとりやきやはなにおまいりしたいよ。そのとき、わたしは

「しんだとき、きづいてあげなくて、ごめんね。きみたちがくるしかったことをわすれないよ。」

といいたいよ。

 わたしがおとなになっても、ぜったいげんばくは、つかわないよ。だって、げんばくをおとしたら、また、きょうちくとうやことりやはながしんでしまうからだよ。だれかをたすけようとしていぬのようにしんでほしくないからだよ。

 わたしだけじゃなくてくらすのともだちもげんばくはだめとおもっているよ。みんな、ないていたからだよ。

 わたしたちは、きょうちくとうやいぬのことをわすれないよ。

岐阜美濃市立 美濃小学校1感想文古田 千絵