原子爆弾で傷ついたり、 死んでしまったのは私たち人間。
そう、私は今までずっと思っていた。 でも、この本を読んで気づかされた。 動物も昆虫も木も魚も。 そうだ、 みんなみんな犠牲にされたんだ。 そう、 私たち人間だけではない。 広島に落とされたあのたった一発の原子爆弾で、あっという間に家族や友達、 大切な人まで亡くなってしまった。 そして、 幸せだった普段の何気ない日常も。
その、原子爆弾投下後。 そして、 このお話に登場する犬たちは何度倒れても倒れても必ず起き上がりキョウチクトウを助けていました。 もしも、私だったら自分が生きるのに必死になって他の人のことすら考えることもできないと思います。 この犬たちは火傷で毛が半分ぐらいになっています。 それでも、 真っ先にキョウチクトウに水をかけていました。
キョウチクトウは助かりましたが、 犬はみんなみんな死んでいきました。 自分を犠牲にしてでも他の人を助ける。
これは犬たちがとった行動です。 私もすぐにこのような行動ができるような人になりたいと思いました。
このお話を読んでみて私は、 改めて広島に生まれてきてよかったと思いました。なぜなら、 広島の子だからこそ原子爆弾について学ぶ機会が日頃から多く被爆者の方々のお話を何度も聞いたことがあるので、 広島の原爆投下についてたくさん知っているからです。
そして、 広島の子として原爆の恐ろしさや核兵器をもう二度と使ってはならないことを世界中に発信していきたいと思います。 それが、 広島に住む私たちの使命だと思います。 そして、 自分を犠牲にしてでも他の人を助けるという行動をしていきたいと思いました。
今まで、私は8月6日には原爆で苦しんだ人々にお祈りをしてきました。 でも、 これからは動物たちにもお祈りをしたいと思います。