三重県知事賞
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三重 |
四日市市立 保々中学校 |
中1 |
希望を胸に |
山川 綾菜 |
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「夾竹桃物語」を読んで |
自分はこの作品を読んで、今までにないくらい、とても感動しました。具体的には、犬達が死にそうな動物、植物達に必死になって水をかけているところで感動しました。
八月六日、広島に原子爆弾が落とされた時
「はだしのゲン」という本でも見たけれど、目も当てられないような悲惨な光景だったということが、すごく伝わってきました。絵もあるので、通常よりも倍伝わってきました。そんな最悪の状況の中でも、この犬達は自身より他の生き物のために動けたというところがとても立派な犬達だと思いました。自分も、自分より他人を優先できるような人間になりたい、と思いました。
犬達だけではありません。原子爆弾が落とされた時に死んでいった、動物や植物達の尊い犠牲のことも考えさせられました。言われてみれば、原子爆弾で死んでしまった動物や植物達も、数えきれないほど多くいるはずです。でも、墓があるのは死んでいった人間達のものしかありません。動物や植物達の命も数多く失われていったというのに、これではあまりにもかわいそうだと思います。ですが、動物や植物達の墓をたてるというのは、今となっては無謀です。何の生物がどれだけ死んだかなんて、六十年以上前の話ですから、もう数えようがありません。それに、動物や植物達の墓をたてるとなったら、莫大な費用がかかるからです。今の日本の政府がそんな夢物語みたいなことに耳をかたむけるわけがないです。でも、それでもせめて、本にもあるように、たくさんの動物、植物達も死んでいったということを忘れないでおこうと思います。そうすることによって、動物や植物達が喜んでくれると確信しているからです。
これから原子爆弾での被害のことを考えるときは、人間や建物の事だけでなく、動物や植物達の事も頭の片隅に置いておきながら、真剣に考えいきたいと思います。 |
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三重 |
学校法人 津田学園 津田学園中学校 |
中1 |
感想文 |
谷口 透也 |
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