三重県教育委員会賞
気付くって大切 |
私は、この本を読んでいろんなことに気付かされました。
初めは、全然意味が分かりませんでした。でも、どんどん読んでいくうちにとても気持ちがあたたかくなっていきました。
この本は、原子爆弾で死んでしまったのは人間だけではなくて、動物や植物たちもお互い助け合って死んでいったことを忘れているでしょ?と問いかけていました。そしてその最後には、一人の少年がそのことに気付いてくれて、動物や植物が喜んだ。というお話でした。
それで私は、気付くのが少し遅くても、気付いたことに意味があると思いました。気付かないよりは、いつになっても気付いた方が私はいいと思いました。
前に、震災があった時私は、人間のことたくさんは亡くなってしまって残念だとか思いました。でも、動物のことは全く。植物のことでさえ、木がいっぱい散乱しているなぁとかしか思っていませんでした。でも、動物や植物も死んでしまったとは考えませんでした。その時私は、なぜ気付かなかったんだろうと思いました。それを、気付かせてくれたのがこの本でした。
私は友達と、この本は読んで語り合いました。その時私は、震災のことを話していてなぜ、こんな近くにいろんな物ががんばって生きているのに、そのことに気付かなかったのだろうと思いました。でも、この本が気付かせてくれました。そのことを話してました。そうすると友達は、「そうだね。気付くことって大切だよね」と、言ってくれました。でも、こんなふうに気付ける人たちがもっとほかにいっぱいいると思いました。この原子爆弾の怖さやせつなさなど、もっといろんな人に伝えたいと思っています。
私は、このことに気付けていろんなことにも気を配れるようになりました。このことがもっとみんなに知ってもらえたら、動物が捨てられることも減っていくかもしれないし、植物をもっと大切にして育てることによって、みんなにちゃんと生きているものだし、それを食べて育っているのだから、大切にあつかっていってほしいなぁと思っています。
私自身も、初めは全然何も思っていませんでした。でも、この本も読むと感動するし、優しい気持ちにさせてもらえるので、心が落ちつきます。そんなふうに思ってもらえるとみんなの心も優しくおだやかになっていくし人が嫌だって思うこともなくなると思います。
私は、これからも今もおだやかな生活を送りたいと思っているし、世界もおだやかになってほしいと思っています。そのためには、自分自身が変わらないといけないと思っています。だからこそ、みんなにいろんな命を大切にしようと伝えて理解してもらわないといけないなぁと思っています。
そして、多くの人がそのことに気付いていってほしいと思います。
私も友達や家族などいろんな人のしんどさにも気付いていきたいです。 |
|
三重 |
伊賀市立 霊峰中学校 |
中2 |
感想文 |
吉永 礼名 |
|
|
|
|
※サイト内に掲載の画像・文章及び作品等々の版権・著作権は、夾竹桃物語事務局が所有しています。
お電話でのご質問・お問合せは
〒510-0076 三重県四日市市堀木1-3-25 TEL(059)351-1944(平日AM10:00〜PM5:00)
「夾竹桃物語−わすれていてごめんね」絵画・書道・読書感想文事務局まで